SSR平成28年度成果報告会開催のお知らせ

産学戦略的研究フォーラム(SSR)は、ソフトウェアの分野における注目すべきテーマ
について産学協同で調査研究を行っております。
平成28年度についての成果報告会を開催いたしますので、是非ご参加ください。

■日時: 平成29年6月27日(火) 10:00〜12:00

■場所: NII 国立情報学研究所(千代田区一ツ橋2-1-2)  20階 2009・2010室
        < 地図  http://www.nii.ac.jp/access/ >

■参加申込方法
 参加ご希望の方は、6月20日(火)までに氏名、所属を明記し、SSR事務局
 ( msato @ iisf.or.jp )宛にE-mailでお申し込みください。(参加費無料)


■プログラム:
      委員長挨拶 奥乃博 (早稲田大学)
10:00〜 @清雄一 (電気通信大学)
      「超上流を重視したプロジェクトマネジメント改善フレームワークの調査研究とその拡張
11:00〜 A鷲崎弘宜 (早稲田大学)
      「
クラウドを含む複雑なネットワークシステムのためのパターンを中心としたセキュリティ&
      プライバシ知識の扱い
12:00  閉会


■講演概要(講演順)
講演@
「超上流を重視したプロジェクトマネジメント改善フレームワークの調査研究とその拡張」

   システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクトが期限までに終わらない、品質が悪いといった
   明らかな失敗事例だけでなく、プロジェクト自体は順調に終わったのにビジネスに貢献しない
   システムや、不具合がないのにユーザに使われないソフトウェアとなってしまう、という事例は
   少なくない。システムのユーザのビジネスから要求までの「超上流」を重視した「プロジェクトマネ
   ジメント」改善手法である、ImprovAbilityISO/IEC 33014の調査研究を行い、ビジネスゴール
   を考慮しながら、開発プロジェクトを分析し、抱える問題を抜け漏れ無く明らかにする方法論を
   整理するとともに、問題に対する解決策案を整備し、また、プロジェクトマネージャが学ぶための
   チュートリアル教材を作成する。



講演A
「クラウドを含む複雑なネットワークシステムのためのパターンを中心としたセキュリティ&
プライバシ知識の扱い」

   クラウドサービスを含む複雑なネットワークソフトウェアシステムの開発、運用、進化において、
   他の品質を維持したままで必要なセキュリティおよびプライバシを確保することが社会的急務で
   ある。そこで本調査研究では産学連携により、セキュリティパターンを中心に既知のセキュリティ
   &プライバシ知識を扱う技術を網羅的に調査した。そのうえで、パターンやガイドラインといった
   様々な抽象度で与えられるセキュリティ&プライバシ知識を整理し効率的かつ効果的に分析・
   設計レベルで組み入れるためのメタモデルおよび組み入れのプロセスを実現し、具体的なクラウド
   ベースのモバイルアプリケーション開発を通じてその有用性と制限を明らかにした。さらにエコ
   システムの醸成に向けて、新たな脅威や脆弱性の報告群から問題および対策のパターン化
   および再利用へと進めるための流れを整理した。本報告ではこれらの成果と展望を報告する。



 

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